森を歩く②-屋久島編-

スギと屋久杉 先日、高校の時の研修旅行以来、2度目の屋久島を訪れました。日本の平均年間降水量の2~3倍(山岳部では5倍とも)もの雨の多さで知られる屋久島だけに、一週間の滞在の間もずっと雨続きで、九州最高峰・宮之浦岳山頂からの眺望もまったく得られませんでしたが、その分、屋久島の自然環境と水との深い関係を感じられる山歩きとなり、森というよりも、水そのものの中にいるように感じられる瞬間もありました。 屋久島といえば、1000年以上の樹齢を誇る屋久杉で知られますが、スギは水分をとても好む樹木で、そのことは私の現場である幸地の林内でも、水の通りのよいところのスギが肥大している様子がわかります。一方で、同じ日本の代表的針葉樹であるヒノキが屋久島でほとんど育って(植えられて)いないのは、雨の多さ、水の豊かさゆえに、乾燥を好むヒノキの生育に適していないため…続きを読む