森をつくり直し、森と生きる。
森・里・川・海ひとつながり。

ニッポンは森の国
エネルギーシフト時代に持続可能な社会をみすえたとき、 さまざまな分野で「森を生かす」ことは欠かせないテーマです。

私たちは「日本列島の森のグランドデザイン」を創り、 人工林を賢く使い、天然林を保全し、森をつくり直します。
自然をたいせつに思い、森・里・川・海のつながりのなかで 生かされることに感謝する「森の市民」を育てます。

そのために私たちは、あらゆる叡智を集め、 研究、活動、提言、教育を通して 森・里・川・海の未来に、意味のあるつながりをつくり直します。

※国土面識に占める森林面積(森林率)は68.5%。フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界3位。

リレーエッセイ

2020年07月06日

箱は、人を幸せにはしなかった 隈研吾(建築家)

 今までの建築の歴史は、一言でまとめれば、ハコを作る建築であった。ハコをより大きく、より高くするという歴史であった。その行きついた先が20世紀の超高層ビルという「大きく、高い」ハコである。ハコに詰め込まれて働くことが、効率的であるとされ、エリートの証であるとされ、大きなハコは世界中を覆いつくした。  このハコのシステムがいかに人間を不幸にしてきたかを、コロナ禍が教えてくれた。そして、ハコの外でも、充分に効率的に仕事ができ、ハコの内側に閉じ込められて、空間も時間も管理される以上に、幸福に暮らせることに、われわれはついに気が付いたのである。  その意味でコロナ禍とは、ひとつの歴史の折り返し点であるように僕は感じる。環境問題も地…続きを読む

MESSAGE

NPO法人
「日本に健全な森をつくり直す委員会」
委員長 養老 孟司

自分がどこから来ているか、考えたことがありますか。
自分は、何からつくられているか、思い至ったことは?

私たちは皆、自然からの恵みをいただき、生きています。
人間は、自然とつながってはじめて生かされているのです。
森や里や川や海は、私たち自身でもあると私は考えています。

ところが、今日までに、日本の森は大きく損なわれ、里は美しい風景を残しておらず、川からは魚がいなくなり、海も汚されてきました。
つながりのあるすべての生命(いのち)に、さまざまな危機が、人間の手によって迫ってしまっているのです。

だから今、私たちは、「森をつくり直す」ことから始めています。
すべての自然をよみがえらせることにつながる「健全な森」が、この国には必要と思うからです。

私たちとともに考え、行動してくださいませんか。

ケンモリとは

「ケンモリ」(正式名称:NPO法人「日本に健全な森をつくり直す委員会」)は、養老孟司を委員長、C.W.ニコルを副委員長、天野礼子を事務局長として、日本の森林(もり)を次代に生かすための政策提言と、新しい「森の市民」を育成するオピニオン・リーダー集団として2008年7月に創設したものです。
趣旨に賛同した多くのリーダーが各界から集まって「委員」となり、提言書作成から講演、執筆、実践など、さまざまな活動を展開しています。

主な活動には、京都大学が2003年より提唱している「森里海連環学」に賛同し、講座やシンポジウムなどを通した ”森里海連環学”の普及や実践の紹介もあります。
「森里海連環学」は、環境省により、「森里川海連環思想」となり、2018年より全国の小学生にむけて小冊子「森里川海大好き!」が配布されるようになりました。

2013年からは、島根県高津川流域で、小・中・高校生やI・Uターン者に「森仕事」や「無農薬農業」の学びの場をつくる教育プロジェクトも展開してきました。

ケンモリメンバー
養老 孟司 委員長/理事長
(東京大学名誉教授)
C.W.ニコル 副委員長
(作家)
天野 礼子 事務局長
(作家)
藻谷 浩介 「日本総研」
主席研究員)

ケンモリスト

「ケンモリ」の活動に参加してください。

ケンモリの活動は、たくさんの人びとの想いに支えられています。養老孟司委員長以下各界を代表する「委員」は会を内側から支え、成果を生み出す役割。そしてケンモリの活動に賛同し、外側から支えるのが、誰もが参加できる「賛助会員」です。日本の森をつくり直し、豊かな未来を創生する私たちの活動に、ぜひ「ケンモリスト」として参加してください。