森をつくり直し、森と生きる。
森・里・川・海ひとつながり。

ニッポンは森の国
エネルギーシフト時代に持続可能な社会をみすえたとき、 さまざまな分野で「森を生かす」ことは欠かせないテーマです。

私たちは「日本列島の森のグランドデザイン」を創り、 人工林を賢く使い、天然林を保全し、森をつくり直します。
自然をたいせつに思い、森・里・川・海のつながりのなかで 生かされることに感謝する「森の市民」を育てます。

そのために私たちは、あらゆる叡智を集め、 研究、活動、提言、教育を通して 森・里・川・海の未来に、意味のあるつながりをつくり直します。

※国土面識に占める森林面積(森林率)は68.5%。フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界3位。

リレーエッセイ

2018年10月01日

何故に「世界の林道」(「全国林業普及協会」2018年9月15日刊) を出版したのか 酒井秀夫(東京大学大学名誉教授・森林利用学)

 この本を出版することになった直接の契機は、日本林道協会(山田壽夫専務理事)の3か年にわたる調査事業に協力したことですが、海外出張などで今まで聞き留めてきた林道や林業などのメモも加えて1巻としました。  そもそも「林道技術」は、国によって変わるものではありません。地形、傾斜、土質、通行車両、交通量、設計速度が決まれば、形は大体同じになるはずです。しかし、「森林、林道は誰のもの」、「林業とはそもそも何か」、「国有林の役割は」、などということになると、その国の歴史や文化、経済、社会に大きく左右されます。  北欧は、森林を開発していく過程で、補助金に頼らず、事業体や集落が林道を自力で開設してきました。林道の割合が国の道路網の中で…続きを読む

MESSAGE

NPO法人
「日本に健全な森をつくり直す委員会」
委員長 養老 孟司

自分がどこから来ているか、考えたことがありますか。
自分は、何からつくられているか、思い至ったことは?

私たちは皆、自然からの恵みをいただき、生きています。
人間は、自然とつながってはじめて生かされているのです。
森や里や川や海は、私たち自身でもあると私は考えています。

ところが、今日までに、日本の森は大きく損なわれ、里は美しい風景を残しておらず、川からは魚がいなくなり、海も汚されてきました。
つながりのあるすべての生命(いのち)に、さまざまな危機が、人間の手によって迫ってしまっているのです。

だから今、私たちは、「森をつくり直す」ことから始めています。
すべての自然をよみがえらせることにつながる「健全な森」が、この国には必要と思うからです。

私たちとともに考え、行動してくださいませんか。

ケンモリとは

「ケンモリ」(正式名称:NPO法人「日本に健全な森をつくり直す委員会」)は、養老孟司を委員長、C.W.ニコルを副委員長、天野礼子を事務局長として、日本の森林(もり)を次代に生かすための政策提言と、新しい「森の市民」を育成するオピニオン・リーダー集団として2008年7月に創設したものです。
趣旨に賛同した多くのリーダーが各界から集まって「委員」となり、提言書作成から講演、執筆、実践など、さまざまな活動を展開しています。

主な活動には、京都大学が2003年より提唱している「森里海連環学」に賛同し、講座やシンポジウムなどを通した ”森里海連環学”の普及や実践の紹介もあります。
「森里海連環学」は、環境省により、「森里川海連環思想」となり、2018年より全国の小学生にむけて小冊子「森里川海大好き!」が配布されるようになりました。

2013年からは、島根県高津川流域で、小・中・高校生やI・Uターン者に「森仕事」や「無農薬農業」の学びの場をつくる教育プロジェクトも展開してきました。

ケンモリメンバー
養老 孟司 委員長/理事長
(東京大学名誉教授)
C.W.ニコル 副委員長
(作家)
天野 礼子 事務局長
(作家)
藻谷 浩介 「日本総研」
主席研究員)

ケンモリスト

「ケンモリ」の活動に参加してください。

ケンモリの活動は、たくさんの人びとの想いに支えられています。養老孟司委員長以下各界を代表する「委員」は会を内側から支え、成果を生み出す役割。そしてケンモリの活動に賛同し、外側から支えるのが、誰もが参加できる「賛助会員」です。日本の森をつくり直し、豊かな未来を創生する私たちの活動に、ぜひ「ケンモリスト」として参加してください。