森をつくり直し、森と生きる。
森・里・川・海ひとつながり。

ニッポンは森の国
エネルギーシフト時代に持続可能な社会をみすえたとき、 さまざまな分野で「森を生かす」ことは欠かせないテーマです。

私たちは「日本列島の森のグランドデザイン」を創り、 人工林を賢く使い、天然林を保全し、森をつくり直します。
自然をたいせつに思い、森・里・川・海のつながりのなかで 生かされることに感謝する「森の市民」を育てます。

そのために私たちは、あらゆる叡智を集め、 研究、活動、提言、教育を通して 森・里・川・海の未来に、意味のあるつながりをつくり直します。

※国土面識に占める森林面積(森林率)は68.5%。フィンランド、スウェーデンに次ぐ世界3位。

リレーエッセイ

2018年05月30日

「なぜ、委員会の名称が、“森をつくり直す”なのか」 天野 礼子(事務局長・作家)

いつも問われるのは、このタイトル中の一点です。 皆さんは、「日本人はどのように森をつくってきたのか」という、コンラッド・タットマン氏の本を読まれたことがありますか? そもそも、こんな本を外国人の日本近代史研究家に書いてもらわなければならない程、日本の森林研究者は、「親・林野庁」と「嫌・林野庁」に分かれ、不毛な対立に時間を使い過ぎてきてしまっていたのが、2003年までの日本の森林・林業界でした。 第2次世界対戦では、アメリカに家を焼かれました。無事帰ってきた戦士達の家も建てなければならず、全土でスギ・ヒノキ・カラマツの大規模造林がなされましたが、途中で材木が足りなくなり、“ロン(レーガン大統領)・ヤス(中曽根康弘総理)協定”…続きを読む

MESSAGE

NPO法人
「日本に健全な森をつくり直す委員会」
委員長 養老 孟司

自分がどこから来ているか、考えたことがありますか。
自分は、何からつくられているか、思い至ったことは?

私たちは皆、自然からの恵みをいただき、生きています。
人間は、自然とつながってはじめて生かされているのです。
森や里や川や海は、私たち自身でもあると私は考えています。

ところが、今日までに、日本の森は大きく損なわれ、里は美しい風景を残しておらず、川からは魚がいなくなり、海も汚されてきました。
つながりのあるすべての生命(いのち)に、さまざまな危機が、人間の手によって迫ってしまっているのです。

だから今、私たちは、「森をつくり直す」ことから始めています。
すべての自然をよみがえらせることにつながる「健全な森」が、この国には必要と思うからです。

私たちとともに考え、行動してくださいませんか。

ケンモリとは

「ケンモリ」(正式名称:NPO法人「日本に健全な森をつくり直す委員会」)は、養老孟司を委員長、C.W.ニコルを副委員長、天野礼子を事務局長として、日本の森林(もり)を次代に生かすための政策提言と、新しい「森の市民」を育成するオピニオン・リーダー集団として2008年7月に創設したものです。
趣旨に賛同した多くのリーダーが各界から集まって「委員」となり、提言書作成から講演、執筆、実践など、さまざまな活動を展開しています。

主な活動には、京都大学が2003年より提唱している「森里海連環学」に賛同し、講座やシンポジウムなどを通した ”森里海連環学”の普及や実践の紹介もあります。
「森里海連環学」は、環境省により、「森里川海連環思想」となり、2018年より全国の小学生にむけて小冊子「森里川海大好き!」が配布されるようになりました。

2013年からは、島根県高津川流域で、小・中・高校生やI・Uターン者に「森仕事」や「無農薬農業」の学びの場をつくる教育プロジェクトも展開してきました。

ケンモリメンバー
養老 孟司 委員長/理事長
(東京大学名誉教授)
C.W.ニコル 副委員長
(作家)
天野 礼子 事務局長
(作家)
藻谷 浩介 「日本総研」
主席研究員)

ケンモリスト

「ケンモリ」の活動に参加してください。

ケンモリの活動は、たくさんの人びとの想いに支えられています。養老孟司委員長以下各界を代表する「委員」は会を内側から支え、成果を生み出す役割。そしてケンモリの活動に賛同し、外側から支えるのが、誰もが参加できる「賛助会員」です。日本の森をつくり直し、豊かな未来を創生する私たちの活動に、ぜひ「ケンモリスト」として参加してください。

ケンモリッジ大学

いきもの学科

森里川海に棲む生き物たちの生態や営みを学びます。

あそび学科

森里川海を思いっきり遊びこむ学科です。

"森里川海"学科

"森里海連環学"や森里川海のつながりを学びます。

くらし学科

森里川海で生きるくらしの知恵や文化を学びます。

食べる学科

森里川海からの恵みをいただくことを学びます。

課外授業

森里川海につながる特別な学びを行います。