黒部源流めぐり

北アルプスの最奥部、黒部源流エリアへ 先日休みを利用して、憧れだった北アルプス最奥にある黒部源流エリアへ行ってきました。テント場や山小屋を利用しながらの5泊6日の山行でしたが、そこへ行ってみようと思ったきっかけは、伊藤正一・著『黒部の山賊』、やまとけいこ・著『黒部源流山小屋ぐらし』の2冊の本にあります。 どこの人里からも奥まった地にあるため、古くからの人間社会との関わりの記録はほとんど残っておらず、「日本最後の秘境」とまでいわれたこの山域。その地に山小屋文化を築き上げた伊藤正一が著した『黒部の山賊』には、戦国武将・佐々成政の埋蔵金伝説に引き寄せられるように集った様々な山師たちの逸話や、「山賊」と称された伝説的なマタギたちの活躍により山小屋が建設されていった経緯、また彼らが遭遇した多くの怪奇譚などが魅力たっぷりに語られています。 そんないわく…続きを読む

自然に調和する道「大橋式作業道」を学びに、東吉野村の「ポロ・ビーシーエス」社へ

森林を大切に育てるアパレル会社、「ポロ・ビーシーエス」社へ 私たち森師研修員の作業のメインとなるのは、吉賀町内の森に入り、そこに「大橋式作業道」と呼ばれる小規模な林業用の作業道をつけていくことです。吉賀町の森で実際に始めてみて1、2ヶ月ほどが経ち、おぼろげながらもイメージができるようになったとともに、自然を相手にする難しさも痛感させられる日々。ここであらためて作業道の本場を見に行こうと、奈良県東吉野村の「ポロ・ビーシーエス」社森林部に2泊3日の研修へ行ってきました。我々の頼れる指導者であり、粋な杣人、「ポロ・ビーシーエス」森林部吉野営業所所長の山中正さんに加え、先日もオンライン講義をしていただいた京都大学名誉教授の竹内典之先生も現場にご参加くださり、作業道が張り巡らせてある山の様子を実際に見て回らせていただきました。 ところで、私は趣味の登…続きを読む

私は、吉賀町で“森師研修員”になった

2021年春より始動 皆さんはじめまして。島根県西部、清流・高津川源流の吉賀町にて”森師研修員”として活動を始めた石田達彦と申します。 “森師研修員”とは、今年度(2021年度)より同町にて始動した総務省予算の「地域おこし協力隊プログラム」の名称で、実際に森に入って間伐や搬出をしたり、それらの作業のための「道づけ」などを行いながら、将来的には、地域の森林資源を有効に活用することのできる、森林に関する豊かな知識・技能を有した人材”森師”となることを、3年間の活動の目標にするものです。 森林環境譲与税の施行、各地で度重なる様々な災害、また世界的な環境意識の高まりなどの流れを受け、「地域おこし協力隊」として森林作業員の募集をしている自治体は数多くありますが、中でも養老孟司先生…続きを読む